世界の国々の味覚

好きな食べ物について考えるとき、スパイシー、甘い、しょっぱい、または酸っぱいなど、特定の味覚を思い浮かべるのではないでしょうか。また、そのような味のする料理も思い浮かぶと思います。

さまざまな味覚を知るために、よく知られた国々とその代表的な料理を詳しく見てみましょう。

イギリス

英国は海に囲まれているためシーフードが人気があります。国のほぼ半分が牧草地と牧場であるため、肉や乳製品もたくさんの種類があります。ご存知かと思いますが、英国で代表的な料理はローストビーフやフィッシュアンドチップスなどです。

また、英国は紅茶の国として有名です。そのため、一日のうちで紅茶を楽しむ機会がいろいろあります。演劇、ミュージカル、バレエ、コンサートなどは午後6時頃から始まるので、多くの人は午後3時か4時以降にゆっくりとアフタヌーンティーを楽しみます。 アフタヌーンティーにぴったりのおやつは、スコーンとショートブレッドです。 スコーンは、南西イングランド産のジャムとクリームとよく合います。

 

ブラジル

世界有数の牛肉の供給元として知られるブラジルは、肉牛の数で世界トップを誇ります。町には多くの肉屋があり、牛肉の最も人気のある部位の1つは「ピッカーニャ」あるいは牛のしっぽの肉と呼ばれます。また、豚肉、ソーセージ、鶏肉、サラミなどもさまざまな料理に使われます。

ブラジルはまたコーヒーの生産量もトップで、1日の楽しみには事欠きません。この国は世界のコーヒー豆の約30%を製造していることが知られています。 実際、日本のコーヒーの30%近くはブラジル産です。国が消費するコーヒーの量も米国に次いで2番目に多いです。ブラジル人にとって、コーヒーは人との付き合いやゲストをもてなす際に不可欠な要素なのです。

 

インドネシア

インドネシア料理でよく使われる食材は、サンバルとケチャップマニスです。ケチャップマニスは、ミーゴレンとナシゴレンの味付けに使われる濃くて甘いソースです。一方、サンバルは一般家庭やレストランで出される料理に混ぜて使われる調味料です。

ミーゴレンやナシゴレンなど典型的なインドネシア料理の他にも、それぞれの部族の郷土料理があります。牛肉を4時間味付けして調理するルンダンは、最も人気のある料理の1つです。ジャワ島には、薄い味付けのスンダ料理と甘く味付けしたジャワ料理があります。人気のジャワ料理はグドゥと呼ばれ、肉全体にパラミツを絞り、ココナッツミルクと混ぜて作られます。

 

アメリカ

ネイティブアメリカンが、シンプルな農業技術と調理方法、農業への投資を広めたことで、以来、アメリカの食はより豊かになりました。アメリカの食べ物といえば、ステーキ、ハンバーガー、食後のスイーツなどが思い浮かびます。近年、アメリカ国内の多くの人は食べ過ぎであることが指摘されていますが、健康的な生活を送る努力もしています。

米国では、作物の農地が広大な国土の40%を占めています。トウモロコシ、大豆、オレンジ、トマト、小麦、リンゴ、そしてチーズは、米国が生産する主要な農産物の一部です。健康志向の人々の間ではオーガニック食品の人気も広がっています。

 

メキシコ

メキシコ料理と言えば、豆、とうもろこし、唐辛子などの食材が欠かせません。メキシコでは、およそ70種類の唐辛子が各地域で作られています。 唐辛子にトマトを加えて作ったサルサは、タコス、ブリトー、エンチラーダなど人気の料理に添えられます。アボカドで作るグアカモーレも、その風味豊かな味でだんだんと知られるようになりました。

 

ブルガリア

手作りのヨーグルトはブルガリアの自慢です。いちばん人気があるのは羊乳と牛乳で作ったヨーグルトです。ヨーグルトとさまざまな料理を組み合わせたり、そのまま食べたりするのがブルガリアのスタイルです。 たとえば、サラダに添えたり、クルミと細かく切ったきゅうりを加えて作るタラトールと呼ばれる冷たいスープにすることができます。 おそらく、ほとんどのブルガリア人は、健康な消化器系のために十分なヨーグルトを摂取できているでしょう。

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